おすすめの洋書 Vol.1


1冊目は、 

When breath becomes air :Paul Kalanithi 』

という作品。




直訳すると、「呼吸(息)が空気となる時」

個人的な解釈としては、

呼吸が意味を持たなくなる時、すなわち『死』を

表していると思います。

この本は誕生日に看護の先輩からもらいました。


人から、もらった本って読破できるのかなと思ったけど、

この言葉で、死を表していると悟った瞬間

すごい興味が湧いてきて、

一気に読んでいました!


簡単に内容を説明すると・・・。


脳外科医を目指し努力をしてきて、

大成し、やっとキャリアを確立しプライベートも

安定し始めてきている時、

癌を患っていると診断されます。


そして、いつも診察していた患者さんとおんなじ病院服をきて、

ベットに寝て、痛みを感じることに


最初は、脳外科医になるまでの経緯、パートナーとの出会い

が書いてあり、

そこから癌になり人生がどのように変わっていったのか

が書いてあり、

医師と患者両方の目線で自分の人生を見つめています。



生と死の距離、について考えさせられるし、

今、看護実習で目の当たりにし、感じることなども、

作者がレジデント(研修医)の時に感じている様子が

書かれていたりと共感できる場面があり、とても

おもしろいです。



この本を読んで、

自分が看護学生(看護師)として、関わっている部分は、

患者さんの人生の一部で、

人それぞれ色々な人生があり、その中の

ほんの少しの時間にしか過ぎないこと、

それを理解した上で、そのほんの少しの、もしかしたら、

その人の中で、もっとも辛い部分で、

いかに充実した看護を実践できるかということが

大事なんだということを再認識させられました。




もちろん医療関係者の方じゃなくても、

自分の人生と照らし合わせ、

一つの病で描いていた人生が白紙になる様子、

そこからの戦いに感銘を受けると思います。






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